月村 正比古 回顧展
MASAHIKO TSUKIMURA retrospective exhibition

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・1970年26才 「雨が織りなし...」

 雨がおりなし、風の戸の音、人々は働き、花をみつめ、はるか山波にひとみを走らせて来た。
人間のこの想は、幾重にもおしよせ、今にたちて考えるとそれはめくるめくほどの平凡さがあるが、しかしそれは人間の根源からの生きる道。
作品がどうの、日展がどうの、安保がどうの、ベトナムがどうの、フランスのゼネストがどうの……、この弱き力……人間としてうまれてあるこの私、月村正比古……私はもっと山の奥深く入ろう。……始源へ、されど人間の心の根源へ。花を、川の音を、見、聞く根源へ……これが生涯の私の芸術実存と言うことになろうか?遠くはるかな未来とは逆の、だが無限の心がうもれている過去へ。果してどちらが未来的か?これが一つの芸術、あるいは作品、耳をかたむけ、目をながす、その相手は風に生きる、花の美しさにこもる、水の冷たさに流れる、空にうかび雲の姿にねそべる人々の心、それが私の芸術活動、存在形式、一つの存在開示。


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